本シリーズでは、クリエータやコンテンツの不足している次世代メデ ィアを対象として、コンテンツの制作・公開において必要となる基礎的な情報を 提供するための、実用書となることを目的としています。第一弾の本書では、主に立体映像の動画コンテンツに主眼を置きました。具体的には、ビデオカメラで撮影するか、CGソフトで生成した立体映像ソースを、パーソナル コンピュータ(PC)で編集し、完成した作品を家庭用のテレビモニタや大型スク リーンで公開するという過程を想定しています。そのために必要となる知識や技 術について、本書では以下の6章にまとめました。巻末には、本書で使われた関 連用語をまとめると同時に、添付CD-ROMには、立体映像コンテンツの編集や表示 用のソフトウェアもバンドルしました。立体映像は、クリエータやコンテンツが不足しているメディアだけに、体系的 な制作理論は、まだありません。したがって、立体映像コンテンツの制作に興味 を持つ方々が、自分なりの表現方法を試行錯誤し、ノウハウを蓄積していくため の基本ツールとして、本書をご利用頂ければ幸いです。(アマゾンジャパンより抜粋・要約)