PRODUCER HUBとは

ライブラリについて

ライブラリは、国際的なコンテンツビジネスを推進していくために必要な知識やノウハウを自ら学ぶための方法を提供するためのものです。

プロデューサーにとって、リーダーシップを発揮してビジネスを牽引していく経営者的視点と、多様なコンテンツを創り出してい くクリエイティビティ、および先端技術に関する知見を兼ね備えることは必要不可欠と言えます。

そこで、まず、コンテンツビジネスに関連した様々なナレッジを、コンテンツを仕事として成り立たせるための「ビジネス」分野、コンテンツを創り出すための「クリエイティブ」分野、コンテンツを技術的に進化させていくための「テクノロジー」分野という3 つのカテゴリに分類しています。

ビジネスについて

ビジネス分野において学べる内容は、MBAのカリキュラムに相当するような知識と類似していますが、経営者向けのMBAのような大組織のマネジメントを行うエグゼクティブ養成の側面と、一から事業を立ち上げるアントレプレナーシップ養成の側面を併せ持っていることが特徴です。そして、プロデューサーが必ず身につけておくべきナレッジとして、どのようにコンテンツビジネスを推進していくかという「プロデューサーシップ」について解説したうえで、ビジネスに必要な基本的な要素を押さえつつ、コンテンツ産業特有のルールや慣習についても国内から海外まで幅広く学べるように構成されております。

クリエイティブについて

プロデューサーやコンテンツビジネスに携わるビジネスリーダーは、ビジネスに直接関わる知識やノウハウに加えて、コンテンツを創り出すために必要な基礎的な知識を理解する必要があります。クリエイティブ分野においては、どのようなコンテンツ企画を開発していくかという「クリエイティブデベロップメント」に関するナレッジを必須要素として身につけてもらいたいと考えています。それに加えてそれぞれのコンテンツ特有の制作プロセスや手法を理解することで、制作におけるリソース (機材、ツール、人) や制作に要する時間 (期間) などを適切に把握し、経営判断に活かせるようにすることを目的としております。

テクノロジーについて

テクノロジー分野では、どうやってコンテンツと革新的な技術を組み合わせていくかという「イノベーション」について必ず身につけてもらったうえで、テクノロジーに関する基礎知識を学んでもらうように構成しております。コンテンツビジネスにおいては、先端技術を駆使することで新しい表現を実現したり、新たなコンテンツや体験を消費者に届けたりすることができるようになります。したがって、プロデューサーやビジネスリーダーは、先端技術の進歩について敏感になり、積極的に導入するための方策を検討する必要があり、常にコンテンツの進化を予測し続けてもらいたいと考えています。

レベルについて

また、それぞれの分野はレベル1からレベル4に分けられています。まず「レベル1 (準備)」は、プロデュースに関わる前の土台となる基本的なナレッジを指しています。ただし、そのすべてを網羅的に理解する必要はなく、続くレベル2に繋がる部分のみを理解しておけば十分でしょう。次に「レベル2 (国内)」は、「ビジネス」「クリエイティブ」「テクノロジー」のどの分野を主軸とするかに関わらず、すべてのプロデューサーが共通して知っておきたいナレッジを指しています。そして「レベル3 (国際)」は、国際コンテンツビジネスプロデュースに関わるうえで、「ビジネス」「クリエイティブ」「テクノロジー」のうち、自身が目指す分野においてマスターしておきたい特定のナレッジを指しており、最後の「レベル4 (国際応用)」は、国際コンテンツビジネスプロデュースにおける特定分野でのナレッジをさらに深めるために参考にしたい、実例や洋書によるナレッジを指しています。なお、レベル3以上は海外でのビジネスを志向しない方にとっては必須ではなく、また、他の分野を得意とするプロデューサーとの協業により相互に補完することもできるため、すべての分野を網羅的に身につける必要はなく、特定分野だけでも十分だと言えます。