映画の劇場入場者数が減少しており、映画コンテンツの消費が劇場外にシフトしている。本書では、劇場外でいかに映画コンテンツが消費されているかを解説している。米国においては、ケーブルテレビやDVDによる消費に加え、インターネットで二次創作やパロディ作品をユーザーが創作していることを紹介している。また、DVDではおまけコンテンツ自体を価値として消費者が購入していることなどを解説している。本書は、やや学術的なスタイルで執筆されているので、実践向けというよりは、映画学として潮流を理解する姿勢で読むと、ビジネスのヒントになる。