映像コンテンツとその技術は、臨場感が1つのキーワードになりつつある。本書は、映像と音響の近未来技術を臨場感という視点で整理し解説している。映像プロデューサーは、常に次世代の技術動向を把握しておく必要があるが、本書ではスーパーハイビジョン、高臨場感の音響システム、立体視などを紹介しているので役に立つ。やや技術的に記述されているので、詳細を理解することは難しい部分もあるが、全体の動向や近未来を感じるためには有用な書籍である。