本書は、1973年に出版されてから撮影に関する必読書の1冊として長年教材として使われてきた。ここで紹介する第3版では、デジタルシネマ時代に向けて、デジタルプロジェクタやタイムコードなどの技術が少し解説されている。本書の特徴は、撮影現場で用いられるドリー、クレーン、ステディカムなどの機材の解説が充実しており、プロデューサーが予算を作成するうえで知っておくべき機材が網羅されている点で有用である。メディアは、あくまでもフィルムを対象として解説している。