本書の目的は、撮影に関わる機械的な側面ではなく、撮影を通じていかに効果的にストーリーを伝えるかという根本的な撮影技術にフォーカスしている。筆者曰く、映画撮影において重要なことはまず第一にルールを知ることである。タイトルにある通り、カメラアングル、連続性 (Continuity)、カッティング、クローズ・アップ、構図 (Composition) といった5つの”C”に対して丁寧に解説することで、読者が映像撮影の基本を理解できるよう構成されている。