Digital Intermediateとは、フィルムによる処理をデジタルで実行する制作工程である。本書は、digital intermediateに関する全プロセスを詳細に解説している重要な書籍である。フィルム等からのデジタル変換やデジタル映像の取り込み(acquisitionという)から取り込んだデジタルデータの管理(アセット管理)、加工、出力までを紹介している。プロデューサーは、どの工程でどのような加工が可能であるのかを理解することにより、再度撮影するべきか加工処理で撮影ミスを修正できるのかの判断を行える。デジタル映像時代において、digital intermediateのプロセスは全体の最も重要な制作工程である。