THE Film Editing Room Handbook, The: How to Tame the Chaos of the Editing RoomAdam P. Davies、Nicol Wistreich
近年は、映画を一本ファイナンシングするために、数カ国から資金を集める傾向がある。本書は、インディペンデント映画制作に関わっている人向けの、世界のフィルムファイナンス情報集である。第1部ではフィルムメーキングの基礎情報、第2部では50カ国のインセンティブ情報、第3部ではフィルムコミッションなど、世界各国の映画ファンド情報を述べている。また、世界中のフィルムメーカーとのインタビューを織り交ぜ、さまざまなファイナンシングの手段を紹介している。
目次
第1部
1 はじめに
映画制作の全体像
映画制作の過程
2 低予算・ミクロ予算映画制作
フィルムかデジタルか
最低限の予算
デジタル映像をフィルム映像に見せかける 撮影ー
デジタル映像をフィルム映像に見せかける ポストプロダクション編
コスト削減は脚本の段階で決める
小道具を活かしたコスト削減
機材は低価格で入手
特撮効果の工夫
音声効果の工夫
フィルムを使って撮影したい場合は
低予算で照明
3 資金調達
さまざまな資金調達方法
回収と収益
ソフトマネーとインセンティブ
国際共同制作
エクィティ
プリセールと配給契約
ギャップファイナンシング
コンプリーションボンド
支払い延期
ポストプロダクション段階の契約
GAAP(一般会計原則)を基にした資金
エージェントのコミッション
前払いと海外配給
ネガティブピックアップ
つなぎ融資
ベンチャー企業や企業による投資
スポンサーシップとプロダクトプレイスメント
今後の資金調達法
4 インターネット
第2部 各国のインセンティブ
第3部 各国ファンディング財団の住所録