フィルムメーカーになることを夢見るティーンエイジャーが多いが、本書はその夢を現実にする一歩となる、フィルムメーキングの入門書である。映画の長さは5分、撮影は3日間、作品完成は映画祭応募期間、などと条件を設定し、定まった期間の中で映画の作る方法を解説している。ストーリーになる題材の見出し方を始め、プリプロダクション、撮影、ポストプロダクション、映画の上映までの一連の流れを説明している。アメリカテキサス州の高校でフィルムメーキングの教員をしている二人の著者は、高校生が身近な環境を有効に利用する大切さを強調し、バジェットを抑えるために機転を利かせて撮影をすることを勧めている。