本書は、ユーザーの使い勝手についての測定方法を解説した書籍である。ゲームやウェブなどのインタラクティブなコンテンツでは、操作性や情報の整理方法、あるいはメニューの構成やデザインによって、ユーザーの使いやすさが変わり、その結果コンテンツへの印象にも影響をする。社会調査などでも使われている様々な調査分析法をはじめ、コンテンツや使い勝手を調査するための手法が紹介されている。また、後半にはウェブやモバイル機器のコンテンツサービスをケーススタディとして、測定や分析方法を説明している。今後、ターゲットユーザーのデータを取得しやすくなるので、このような分析法を理解することは、コンテンツやサービスビジネスを成功させるために必須であるので、本書は重要な一冊である。