Product Placement in Hollywood FilmsKerry Segrave
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- ブランデットエンタテインメント
本書は、ハリウッド映画における商品タイアップ(プロダクト・プレイスメント)の変遷を紹介している。初期のスライドでの広告から近年のタイアップ広告までを網羅している。広告の観点から映画をどのように活用できるのか、あるいは映画の立場からタイアップ広告が映画予算の削減や収入源になることを実例を用いて解説している。本書は、映画企画の予算策定段階やプリプロダクションにおいて小道具や衣装などの手配を実施する段階において役に立つ本である。特に広告収入としての実例が参考になるが、本書が2004年に出版されているため、最新のプロダクト・プレイスメントに関する戦略や事例が含まれないため、注意が必要である。
目次
1. 金脈としての映画:サイレント時代から1926年まで
2. 商業的文脈としてのトーキーの到来:1927-1932
3. 無料番組戦争、スターの自動車販売、ビジネスの目覚め:1933-1944
4. すべてが映画に従う時代:1945-1949
5. テレビコマーシャルが映画人口に浸透する時代:The 1950s
6. トレーラーの大躍進:1960-1981
7. 現代におけるトレーラー1982-2003
8. ハリウッドという宣伝―現代におけるプロダクトプレースメント:1982-2003
9. 結論