図解&ケース 国際タックスプランニング入門田川 利一
本書は、グローバルな事業展開を目指す日本企業に向けて、国際タックスプランニングを基礎から解説した一冊である。まず海外取引における典型的なパターンとその課税関係を整理した後、タックスプランニングの具体的な手法やクロスボーダーにおける実施上の留意点に関して、図を織り込みながらより視覚的に解説している。また世界を地域別に分け、それぞれの特徴について複数の実例を挙げながら紹介している。
目次
第1章 まず押さえておきたい海外取引の7つのパターンと課税関係
取引パターン1 資本出資
取引パターン2 融資
取引パターン3 有形資産の賃貸
取引パターン4 無形資産のライセンス
取引パターン5 役務提供
取引パターン6 棚卸資産販売
取引パターン7 資産の譲渡
第2章 タックスプランニングのまえに国際税務の基礎知識
1 法人税の課税方式
2 租税条約
3 外国税額控除
4 外国子会社配当益金不算入制度
5 タックスヘイブン対策税制
6 移転価格税制
第3章 タックスプランニングの基本的な考え方とその手法
1 タックスプランニングの基本的な考え方
2 タックスプランニングの基本的手法
3 タックスプランニングの運用
4 タックスプランニングと租税法律主義
第4章 海外進出にかかるタックスプランニング14のケース・スタディ
1 アメリカでのタックスプランニング
2 アジアでのタックスプランニング
3 欧州でのタックスプランニング
付録●国別主要税制の比較一覧表